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介護の仕事を始める前や、別の職場へ移る時。学び直す本を探して、移動、移乗、起き上がりという言葉が並ぶ目次を見たら、どこから開けばいいんだろう? と思うかもしれないね。
ベッドから車いすへ移る場面だけが、学ぶ対象ではないよ。同じベッドの上で位置を変える、体の向きを変える、座る、立つ。その場面も分けている本として見るのが、移動・移乗技術研究会編『今日から実践!“持ち上げない”移動・移乗技術』です。
ここ、目次を一つの地図にできるんだね! 分からなかった場面を、何でも「移乗」でまとめずに、どの動きの説明へ戻るかを探せる。
この記事は、編者の公開目次と書籍紹介を基に、読む範囲を選ぶための案内。具体的な介助をこの文章だけで試す手順ではないよ。本人の状態や現場の用具に合う介助は、勤務先の手順と指導者へ確認する。その前に、本の中で何を調べたいかを分けていこう。
ベッドの上でも、学ぶ場面は分かれるよ。六章の目次を一度見よう
編者の移動・移乗技術研究会は、ノルウェーの理学療法士ペヤ・ハルヴォール・ルンデによる技術の考え方と、ベッド上の移動やベッドと車いす間の移乗などを、写真とともに解説する本と案内している。
公開されている六章は、思想と理論、ベッド上での移動、寝返り、起き上がりと立ち上がり、座る、移乗。先にこの六つを見れば、ベッドから車いすへ移る動作だけを一冊の全部と考えずに読めるね。
同じベッドという言葉があっても、上方へ位置を変える話と、横向きになる話と、座る姿勢になる話がある。どの場面の説明を探すかが違うので、最初は自分が知りたい動きを短い言葉へしてみよう。
例えば、勉強中に「横へ移る」と「横向きになる」の違いで止まったとする。この二つは、目次でも別の章へ進む入口になるよ。似た言葉に見えるからこそ、移る位置と体の向きを分けて、どちらの説明を知りたいか考えられる。
学び直しのメモは、本人の名前や実際の個人情報を入れず、動きの種類から始める案がある。授業で分からなかった用語、目次で見つけた章、その章で確かめたいこと。三つを並べれば、読む場所の候補を作れるね。
ただし、章を見つけたことが、そのまま介助を実施してよい判断にはならない。目次は学ぶ対象を選ぶ地図。本の説明を読み、本人の状態と職場の手順へ合わせて指導を受ける所は、別に必要になるよ。
時間が少ない日なら、六章を全部読む予定へ急がず、一つの場面を選ぼう。ベッド上の位置を知りたい、座る場面を知りたい。入口が決まったら、まず対応する見出しを探す。目次を見た段階でも、次の作業が一つ決まるね。
上方と横への移動、寝返り。位置と向きを別々の言葉にしてみよう
第二章の公開目次は、ベッド上で上方へ移動する、横へ移動するという二つの項目。第三章は、仰臥位から側臥位、つまり寝返りという項目だよ。
位置を変えることと、体の向きを変えること。ここを別の欄へすると、同じベッド上の話でも、自分が何を読もうとしているかを整理できるね。
例えば、自習の紙に「場所」「向き」と二つの見出しを作る。場所の欄には上方や横という目次の言葉、向きの欄には寝返りの見出しを置く。これは学習の分類案で、実際の人を動かす方法や順番を示した物ではないよ。
本文や写真へ進む時は、最初と最後に何が違う場面かを探す。どちらの位置へ動く話か、姿勢や向きも変わる話か。写真を一枚だけ抜き出して、似た姿勢だから同じ方法でよいと判断する前に、その場面の説明へ戻ろう。
編者は、豊富な写真を用いた実技書と案内している。だから本を選ぶ理由も、文章の用語と、説明される場面を照らし合わせたいという目的へ置ける。用語の説明を読む所と、場面を写真で確かめる所を行き来したい人には、選ぶ材料になるね。
もし、写真のどこを見ればよいかで止まったら、利用者側の動き、介助者側の動き、使う用具を別の質問にする案がある。「この場面の目的は何か」「用具はどこで説明されるか」。質問の形が違えば、読む本文の場所も選べるね。
分からない所へ、自己流の手の位置や力の方向を付け足して覚えないでおこう。学ぶ時には、本に記された条件や用具を確かめ、指導を受ける。自習のメモには、まだ理解できていない部分をそのまま残せるよ。
位置と向きが分かれたら、次は起き上がりや座る場面へ。知らない用語を一つの大きな動作へまとめるより、目次の言葉のまま分けておく。この小さな分類から、学び直したい所を選べるね。
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起き上がる、立ち上がる、座る。本の中でも別の入口があるよ
第四章には、仰臥位から端座位になる、立ち上がりとその介助という項目がある。第五章には、よい座位姿勢、車いすに座る、座りなおしが挙がっているよ。
あ、車いすへ着けば、読む話も全部終わるわけではないんだね。「座る」という章の中にも、姿勢と座りなおしが分かれている。移る先へ到着することだけでなく、その後の場面も学ぶ対象にしている本と読める。
この目次を見る時には、「起き上がる」「立ち上がる」「座っている」「座りなおす」を別々に置く案がある。一つの言葉を覚えたことから、ほかの場面の知識までそろったと考えず、何をまだ調べたいかを選ぼう。
自習で比較するなら、最初の姿勢、目次にある動き、最後の姿勢を三つの欄へしてみる。例えば、寝返りの項目と、起き上がりの項目を別の行へ置く。分類用の表なので、本人の状態に応じた具体的な介助手順は、本と指導へ戻して学ぶよ。
姿勢の名前が読めても、その人がどのように動けるかは名前だけから判断できない。自分でできる動きや、必要な介助、使える用具は人や場面で変わる。用語を覚える段階と、本人へ合う方法を選ぶ段階を分けておきたいね。
写真を見て同じ座り方に見えた時も、どんな条件の場面として説明されているかへ戻る。見た目の形だけを覚えて別の人へ当てはめる準備ではなく、本文の条件と図をつなぐ読み方にしよう。
読む項目が決まったら、その言葉をノートの見出しへ残す。座位姿勢を読みたい回と、立ち上がりを読みたい回を別にすれば、次に本を開く時も、その場面を探せる。章を進めた順だけで記録するより、何を調べたかが見えるね。
ひとつの動作を終えたら、その後の場面にも目次がある。この本を選ぶ時は、知りたい項目が、姿勢の理解なのか、起き上がりなのか、移る場面なのかから考えよう。言葉の区切りが、読む場所の区切りになるよ。
もう一つ、座る姿勢の言葉を覚えたら、姿勢を保てるかという条件も気になるね。厚生労働省の指針では、自立歩行、立位保持、座位保持が可能かによって、介護・看護の程度が異なると説明している。座っている写真と、その姿勢を自分で保てることは、同じ情報ではないんだよ。ここは写真の印象で埋めず、本の説明で扱う条件を読み、分からなければ指導者に聞こう。名前から姿勢へ、姿勢からその人の状態へ。読む時の問いが一つ増えるね。
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移る先が車いすかストレッチャーか。用具も含めて、読む場面を合わせよう
第六章の公開目次は、ベッドと車いす間の移乗、ベッドとストレッチャー間の移動、リフトの利用。用具や移る先によって、読む入口も分かれているんだね。
「移乗の本を読もう」と考えたら、次にどこからどこへ移る場面かを見る。ベッドから車いすの説明を、移る先が違う場面にもそのまま適用する前に、それぞれの項目へ戻って学びたい。
自習の表は、出発する場所、移る先、資料が扱う用具という欄にできる。目次の二つの場面を別の行へ置き、リフトの項目も別に残す。これなら、何をまだ本や指導で確認したいかが見えるね。
リフトの利用という見出しがあることから、どの機種の操作もこの一冊だけで済むとは判断しない。実際の製品は、機種、付属品、使用条件、取扱説明書を確認する必要がある。本の学習と、その職場の用具の操作を一つにしないでおこう。
目次の言葉は似ていても、用具を使う場面には、その場面の条件がある。写真の形だけから、手元にない別の用具で同じ動きができると読み替える作業にはしない。教材へ記された対象と、現場の道具をそれぞれ確かめる話だよ。
用具の名前が分かっても、置き場所や作業する広さが分からないと、現場の場面までは見えないね。厚生労働省の指針は、車いすやストレッチャーの移動を妨げる配置を避け、介助に必要な用具を出し入れしやすい所へ収納することも挙げている。道具の図を読む時に、周りの空間まで目を向けたい理由は、ここにもあるよ。
移動・移乗技術研究会は、考え方と技術を紹介する本として案内している。第六章の名前だけを見て動作を真似るより、最初の思想と理論の章も合わせて読む。用具の場面と、一冊が置く考え方を行き来できるね。
読む場所を選べたら、今回は車いすの項目、次はリフトの項目という学習の予定へできる。章の題名だけ書いた紙へ、使う教材のページと日付を後から添えよう。別の教材で同じ名前を見つけた時は、そちらの資料名も分けて記録する。一つの方法を読んだページが、別の用具の説明だったと思い違うのを避ける手掛かりになるよ。未知の用具へすぐ触る予定を増やすより、先に資料の場面をそろえる。それが、本の目次を使う一つの方法だよ。
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章を見つけたら、思想と理論にも戻ろう。見た写真だけで決めない学び方
この本は、最初の章を、ペヤ・ハルヴォール・ルンデの技術の思想と理論としている。編者は基本となる考え方も紹介する本と案内しているので、写真や用具の項目だけを切り離して読む前に、その説明にも戻りたいね。
厚生労働省の腰痛予防対策指針も、介護・看護作業で人力による抱き上げを原則行わせず、福祉用具の活用や作業標準、教育などを扱っている。これは教材名の宣伝だけで安全を判断する話ではなく、現場の方法と体制を一緒に考える資料だよ。
ただし、ここではこの本を読めば腰痛を防げる、本人にどんな状態でも同じ方法が合う、と結果を保証していない。書籍の学習内容と、その人、その職場で安全に実施できるかは、別に確認する必要がある。
読み方の案として、写真の前後にある条件、目的、説明の範囲を見る。操作の形へ先に目が留まったら、何のための動きかを本文へ戻して探そう。写真に写った一瞬と、説明される一連の場面をつなぐ作業になるね。
自習中のノートには、分かった用語と、まだ説明を追えない所を分けて残す。例えば、上方への移動と寝返りの章が別だと分かったこと、用具を使う場面の条件がまだ分からないこと。その二つが同じページにあってもいいよ。
学習の確認を受ける時は、どの章のどの条件について聞きたいかを示せる。例えば「寝返りの章で、この条件の説明をもう一度知りたい」と、読んだ場面へ絞って聞ける。章の名前とページがあると、読む場所へ戻って説明を受けられるね。
作業標準も、いったん決めたらずっと同じ、という扱いではないよ。指針では、対象者ごと、介助の種類ごとに作り、定期的に、そして対象者の状態が変わるたびに見直すとしている。以前教わった場面と、今回の状態に違いがあるなら、手元の本へ戻るだけでは足りない。その職場の現在の手順へも戻る。自習の理解を、現場での確認につなぐ順番が見えるね。
目次を使って対象を見つけ、本文の考え方と条件へ戻る。その往復を学び直しの準備にできる。どこを読めばよいか分からなかった時も、まず一章と一つの疑問から、本を開いてみようね。
買う前に、編者とISBNを合わせよう。読む一場面が決まる一冊を選びたいね
今回の書籍は、移動・移乗技術研究会編、中央法規出版の『今日から実践!“持ち上げない”移動・移乗技術』。ISBNは9784805835913。楽天の商品ページでも、この題名、編者、ISBNを確認できるよ。
編者のサイトには、別の書籍やDVDも紹介されている。名前の一部が似ているからと、同じ教材だと決めずに選ぼう。書籍が欲しいのか、映像教材が欲しいのか、今回読む場面の資料をそろえる所から考えられるね。
価格や在庫、発送の条件は購入画面で確認する。受講中の人は、授業や勤務先で指定教材があるかも先に見たい。同じ内容を扱う教材がすでに手元へ配られているなら、その教材の目次から読む場所を探す方法もあるよ。
この本を選ぶ理由は、ベッド上の移動から、向き、起き上がり、座位、移乗へと、複数の場面を学び直す入口が欲しいこと。自分が知りたい項目を公開目次から選べたら、手元の教材と合わせて、その場面の学習を進められるね。
読む予定を残すなら、表の一行目へ、動きの名前と対応する章を書く。二行目へ、本文を読んで確かめたい条件を書く。例えば寝返りなら第三章。位置を変える話を探したいなら第二章。移る先が車いすなら第六章へ戻れるね。
あとで章を読み終えた時には、何が分かったかを一つ書き足そう。すぐに実施する技術の一覧にせず、自習で理解した範囲の記録にする。理解と現場の確認を分けるためにも、未確認の所は空白を埋めるより、そのまま残せるよ。
介護の仕事へ向けて、動作の言葉が一度に増えた時は、目次の一場面へ戻ってみよう。上へ、横へ、向きを変える、起きる、座る、別の場所へ移る。全部を一つの言葉へ押し込めず、今日はどの場面を学びたい? その一つを選べたら、次に開くページが決まるね!